2010年2月17日水曜日

焼き鳥

焼き鳥屋は、匂いだけで場所が判る店がいい。

開け放しの焼き台で、オヤジが団扇を叩いてるような店だ。

ふらりと立ち寄ってツクネとネギマを頼み、煮込みを相手にして待つ。

お目当てがやって来たら、熱々のところに七味を軽く振って、すぐさま食う。

噛みしめれば肉汁、そして甘いタレと七味のアクセント。

こうなるともう、ビールが止まらない。

昼ご飯

昼のご飯は、居酒屋がやってる所を狙う。

良い飲み屋は、魚の扱いが上手いからだ。

上手に焼いた塩サバやサンマを、白いご飯で食べるのは至福。

そんな店なら、夜に行ってもハズレることが無い。

美味い昼飯と良い飲み屋、二つ手に入れたら勝ったも同然だ。

何に勝ったかは知らないが。

2010年2月16日火曜日

立ち呑み



明るい内に仕事が終わったら、立ち呑み屋がいい。

早い時間からやってるし、サッと呑んで、サッと帰れる。

夏なら瓶ビール、寒けりゃ熱燗。

あっためた豆腐に、削り節とポン酢をかければ上等だ。

ハフハフやりながら、酒を流し込む。

酔の始まりを感じたら、そこで切り上げだ。

立ち呑みで長居はみっともない。



2010年2月15日月曜日

中華屋



町の中華屋は、フライパンを振る音だ。

野菜やご飯を炒める音とリズムで、主人の腕が判る。

ちょっと時分刻を外して、野菜炒めとラーメンを頼む。

フライパンを振る心地よい音を聞きながら、ビールでもやって待つ。

飾りっ気は無いが、出来立ての湯気と野菜の甘い香りが期待を裏切らない。

後は、汗なんかかきながら腹に詰め込む。

胃が膨らむ快感、至福の時。

焼肉


肉が美味いのは冬だそうだが、焼肉屋は夏がいい。

こじゃれた店じゃなく、板の間にテーブルが並ぶような店で豪快に焼く。

七輪に炭、強火でサッと炙った肉を、少し甘みのあるタレで口に放り込む。

肉とタレの味を大ジョッキの生で流し、すぐさま次の肉を取る。

窓は全開、換気扇はフル回転でも追いつかない熱気と煙。

そんな、体中に匂いが染み付くような焼肉屋がいい。



天麩羅



天麩羅屋は、ごま油の香りがして頑固そうなおやじだったら、思わず期待してしまう。

まずはともかく、海老と鱚をだ。

揚がるのを待ちかねるようにして、さっとツユにくぐらせる。

口に入れと、熱々の衣とタネの甘み。

それを冷たいビールで流し込むと、自然に笑みが浮かぶ。

次は穴子だ。




おかめ蕎麦


おかめ蕎麦は、まず三分の一ほど蕎麦を楽しむ。



それから熱燗のツマミに、蕎麦の上の蒲鉾をやる。


この蒲鉾で、店の値打ちが判る。


さらに、玉子焼き、椎茸と進め、真打が、蕎麦のツユをたっぷり吸った「おふ」だ。これがたまらない。


そうやって徳利を空けたら、あとは一気に蕎麦をたぐって締める。

view photostreamUploaded on November 25, 2006
by Tentama