by Taro416
松茸の噂を聞いたら、次の休日は早起きする。
弁当と足拵えをして山を歩くのだ。
収穫が三本以上なら知り合いにお裾分け、そうでないなら独り占めだ。
七輪に火を起こして焼き松茸、熱いところを手で引き裂いてスダチを絞る。
きゅっという歯応えと、秋の香り。
残りは、ざく切りにして松茸ご飯だ。
炊き上がりの釜を開けた時の、思わず笑みが溢れる香り。
こんなことは、もう今では出来ないだろう。
オチも無ければ役にも立たぬ、「えっ、それだけなの?」と拍子抜けする話を書き連ねるブログです。四十代以上、酸いも甘いも判り始めた人たちへ、大人の憩いとなれば幸いです。
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