by maaco
湯豆腐を食うなら、豆腐が肝心だ。
箸で掴めるほどの濃度と、それでいて淡雪のような舌触り。
大豆の香りが鼻に抜け、微かに甘みが残るような、そんな豆腐がいい。
土鍋にたっぷりのダシで、コトコトと温める。
せいぜい白ネギを足すくらいで、余計なものは一切入れない。
豆腐が踊るように揺れだしたら、それが合図だ。
上等の醤油をダシで割り、豆腐には削り節と刻んだ青葱。
これだけで、飛び切り美味い酒が飲める。
オチも無ければ役にも立たぬ、「えっ、それだけなの?」と拍子抜けする話を書き連ねるブログです。四十代以上、酸いも甘いも判り始めた人たちへ、大人の憩いとなれば幸いです。
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